校章について

 本校の校章が「勾玉(まがたま)」になる由来は、入学後に配布される生徒手帳の表紙裏、最初のページに記載されています。


デザイン 工芸家 ・ 黒木 章 氏

【校章の由来】
 本校の遺跡から発掘された勾玉は、国の重要文化財でもあり、校舎が古代住居跡に建つことからして本校を象徴するにふさわしいものである。「魂・中心・円満」を表すこの勾玉を左右対称に6つ配したのは、本校の男女生徒が互いに協力して、それぞれに「知・徳・体」の調和をとり健やかに育ってもらいたいとの願いをこめたものである。  
 下の2個は生徒を中心とした学校が大地に根を張り、他の4つは大空高くそびえたつ大木のように、高い理想を不断の努力で着実に実現させていく姿勢を表現したものである。


校歌について

 


「校歌」へのオマージュ

 本校の校歌は、タイトル以外に校名が一度も現れない。それでいて桶川西高校の精神全てを語る。校名は現れずとも総てはタイトルに収斂し、現れないがゆえに若者の夢や理想の広がり感が一層増しているじかのように感じられる。各番ともおしまいに「われら若人 今ぞ❍❍❍ん」と歌い上げて統一を図っている。本校初代校長の黒木先生による歌詞で、シンプル、大胆、且つ大変お洒落な構成だ。
 
 作曲の委託を受けた私は楽想を練るため、様々な現地取材を試みた。初めて訪れた桶川西高校は現在地に移転する前のプレハブ建築だった。生徒たちは逆境に立ち向かいながらも一期生としての誇りと自覚と希望をみなぎらせていた。校長先生は建学の思いを熱く語ってくださった。音楽の先生は、遺跡発掘現場や荒川の岸など、学校界隈を車で案内してくださった。
 
 その半年後の開校記念式典においては、代表の生徒たちが私の指揮で、完成した校歌を高らかに発表してくれた。彼らの熱唱は今なお私の耳に残る。全てが昨日のことのように思い起こされる。

 それから三十余年の歳月が流れた。つい一年前に私は、偶然にも本校に赴任した。校歌が脈々と歌い継がれていたことを大変嬉しく思った。「今ぞ・・・」と繰り返されるフレーズがことのほか新鮮に思えた。どこかで流行語とダブる。折しも、「今でしょ」が大賞となった直後だった。

(本校校歌作曲者)


 この文章は作曲者である金井良次先生が、本校の生徒会誌『太郎右衛門橋』のために書いてくださったものです。