校長日誌
【PTA活動】保護者の協力を得て
本日4月20日(土)、9時20分から幹部役員会、10時から新旧役員会が行われました。
現在は各家庭、共働き世帯が多く、お休みの日の貴重なお時間を頂戴しての開催ですので、校長として感謝いたしております。
(幹部役員の皆様、お疲れ様でした)
校長挨拶では、私自身が平成11年から6年間、桶川西にお世話になり、懐かしい我が家に帰ってきたような気持ちでいること、生徒数減少のお詫びと、今後の本校教育活動への全面的な支援を依頼しました。
会議終了後、ある役員さんが私に近づいて来て「校長先生、お願いがあります」と真剣に「思い」を伝えていただきました。保護者の皆様も必死です。我が子の大切な3年間を預けたわけですから…。
その思いに応えるべく、「ハートフル桶西」を掲げる本校全職員が一丸ととなって、生徒たちに関わり続けたいと思います。
【部活動応援】卓球部の北部地区予選
今日4月21日(日)の午後、卓球部の北部地区予選の応援に行ってきました。場所は熊谷ドーム、会場に入ってびっくり、卓球台が8台×5列=40台も並び、壮観でした。
すでに午前中に個人戦が終り、午後は団体戦、相手は熊谷商業高校でした。力の差はそうないと感じましたが、大事なところでミスショットもあり、残念ながら負けてしまいました。
ただ、大切なのは「結果」ではなく、結果に至る「過程」ではないでしょうか。平常心でいつもの実力を発揮することができたか、また、頑張って習得した「技(技術)」を発揮することができたか、etc…。良いプレーができて、拳を突き上げる姿も見れました。校長として、その後ろ姿に「お疲れ様、頑張ったね」と声をかけ、大会会場を離れました。
《出場生徒》
石田、小林、川﨑、中村(桶川西中出身)
小椋(吹上北中出身)
村山(与野東中出身)
五十木(上尾東中出身)
【授業参観】びっくりするほど「真面目に」
着任以来、桶川市長様をはじめ、地元中学校へのご挨拶等、終日学校に居ることができませんでした。久し振りに3年生から1年生まで教室を見て回りましたが、正直、ちょっとびっくりしました。
なぜなら、私が桶川西の教員だった20年前は、夜更かししたのか朝から眠そうな生徒がずいぶん居ました。今の生徒はしっかりと授業を聞いてくれています。当たり前のことかもしれません。でも微笑ましく、参観して回りました。あとは本校教員の「授業スキル」をもって、少しでも苦手意識を払拭することでしょう。
また、心優しい一面も見えました。私が廊下から見ていたら、ペコっと会釈をして、そのあと隣の生徒がプリントを忘れてしまったようで、机を近づけ、自分のプリントを見せてあげていました。心が温かくなりました。「ハートフル桶西」は守られています。
職員室に戻り、3学年主任の関口先生に、うれしくなって話し掛けました。「そうですね。うちの子はあまり寝ないですね」と当たり前のこととして言葉が返ってきました。「3年生には、桶西に来て少し勉強がわかるようになったと言ってくれる生徒もいますよ」誇らしそうに語ってくれました。
地元桶川市の中学校の先生方、是非本校の授業を見に来てください。勉強は苦手かもしれませんが、少しでも成長しようとする生徒の姿を見ることができるはずです。
【renewal open】桶川市歴史民俗資料館
4月23日(火)、本校から北へ1㎞ほどの場所に、桶川市の歴史民俗資料館があります。この度改装工事を終え、リニューアルオープン式典にお招きをいただき、参列してまいりました。
式典には桶川市長様をはじめ、多くの方々がいらっしゃいました。川田谷の様子も昔に比べ、大きく変わりました。桶川市立西小学校は市内最大規模だと聞きました。桶川市川田谷地区にある本校も、歴史民俗資料館、有効に活用させていただきたいと思います。(本校の土偶美ちゃんもおいてもらいたい…)
【中学校訪問】桶川市4中学校長にご挨拶に行きました。
本日までに、桶川中、桶川西中、桶川東中、加納中学校の市内4中学校の校長先生に、お時間をいただき。着任の挨拶と、地元高校への応援をお願いしてまいりました。
4月3日(水)、新1年生が準備登校でしたから、学年団の先生にお願いして、中学校へのお土産として写真を撮ってもらいました。生徒たちも趣旨を理解し、「土偶美ちゃん」を持ちながら、笑顔で答えてくれました。きっと、中学校時代、お世話になった先生方に「自分は桶西で頑張るよ」と伝える笑顔だったのでしょう。
すべての校長先生が「これはありがたい」と受け取ってくれました。今後生徒たちが、学校案内をもってご挨拶に訪問します。その日まで、少しでも成長してもらうよう、「ハートフル桶西」のスタッフが頑張ります。
【感謝】離任式
本日4月26日(金)午後、離任式が行われ、転出した5名の先生方が駆け付けました。
まず、校長のご紹介は、同僚で親しかった先生にお願いして、人となりのわかるエピソードを加えました。先生方にとっても「お別れ」です。一生懸命考えてもらいました。
続いてお一人お一人、桶西生へ最後のメッセージを語ってもらいました。これまでの桶川西高校での教員生活が思い起こされたのでしょう。その語り口調は優しく、生徒たちへの思いで溢れていました。
生徒たちもその気持ちが十分にわかるのでしょう。穏やかな笑顔で、しっかりと話に耳を傾け、話が終わると自然に拍手が沸き起こり、感謝の気持ちを込めて全員で校歌を歌いました。
「ハートフル桶西」がまさにそこにありました。
【桶西の財産】私の自慢の先生方
本日、1学年(栗原学年)は、5、6時間目をクラス対抗学年レクで生徒を楽しませました。
入学して1月が立ちました。「毎日頑張ってする生徒たちを楽しませてあげたい」と学年団が知恵を出し合い、素晴らしい時間を演出してくれました。
4月26日、栗原学年主任から「子供たちを喜ばせる校長賞はありませんかね…」と要請を受けました。「先生方の思いに答えられなければ校長ではない(と思いました)」急いでトロフィー、次いで副賞としてチョコレートを添えました。
優勝した3組生徒の表情もよかったですが、3組の表彰を見た他のクラスの生徒が「えっ、いいなぁ」という表情も面白かったです。
学校に通うということは、勉強ばかりではありません。卒業後も付き合うことのできる親友を作ることも大切な学習です。そのことを理解して、生徒のために準備をしてくれる先生方は、「私の自慢」です。
【校長室に新たな住人】素焼きの土偶美ちゃん
美術室にかわいい土偶美ちゃんがいるとの噂を聞きつけました。美術担当の實川先生に真相を確認すると、昨年度、授業で余った材料がもったいないので、先生自らが作ったそうです。さすが専門家、本当にかわいい!
さらに、実は頭部が分離できて、一輪差しの花瓶にもなるという優れものでした。欲しがり屋の校長は「是非、校長室に」と必死のお願い…。實川先生は笑顔で快諾してくれました。校長室に新たな住人が増えました。
「はなかっぱ」みたいにしてみようかな
【科学部】伝わるぬくもり
科学部は本校の水族館を支え続ける大切な存在です。4月29日(月)、「こぱんはうす さくら」の子どもたちが来館しました。かわいい来館者の一人を、2年生の中島彬さん(上尾東中出身)が、手を引いて、館内を案内しました。
見学が終わって帰る時間になると、その子は中島さんに抱きついて、帰りたくないと泣き出したそうです。わずかな時間ですが、「ハートフル桶西」の心が伝わったのでしょう。
中島さんは私の大学時代の親友、山田正浩校長の教え子です。
【私の自慢の生徒たち】科学部、アリオ上尾で地域貢献
20年前、私が教員として桶川西に勤務していた頃、水族館はスタートしました。最初は一教員の努力から始まり、学校がそれを支援し、埼玉県がそれを認め、現在に至ります。
当時は疑心暗鬼だった私も、今はわかります。間違っていなかった。それは科学部の生徒が証明してくれます。休日もなく、来館する方々への対応は立派です。部員たちはその経験を経て、確実に成長しています。
5月4日(土)アリオ上尾にて、頑張る部員に差し入れを持って、激励に行きました。部員たちは小さい子供たちに対応していました。優しく、丁寧に…。私の自慢とする「ハートフル桶西生」です。