第2学期始業式 校長講話
「夏休みが終わってしまった…」皆さんの今の心境はきっと、そんな感じでしょう。私も生徒であった大昔、そうだったと思います。
教員になってからは、ソフトボール部の監督として、新人大会の地区予選で、シードを獲得する8月後半まで、生徒と一緒に、毎日に練習していました。大会が終わると、部員と「川遊び・バーベキュー」に行って打ち上げをしました。その後、家族には夏ギリギリで一泊旅行…。気が付いたら2学期の始業式でした。
9月になり、学校が始まると、学年全体の整容指導や追テスト対応で一気に現実に引き戻されます。私の嫁さんは、9月3日が誕生日なのですが、学期当初は、仕事が忙しく、すっかり忘れてしまうことがありました。学校を出たことを携帯で連絡すると、なぜか長女が電話に出たので、「お母さん、何やってる?」と聞いたら、「ケーキ作っている」と答えました。「何でケーキ?」と思うと同時に、「ヤバい、誕生日忘れている」と気づき、慌てて、花束とワインを買って帰りました。危機一髪、娘のおかげで助かりました。まぁ当然、嫁さんは気付いていたと思いますけど…。皆さんは、生徒指導の先生方や担任の先生を困らせないように。お願いします。
2学期は、まず「勾玉祭」、文化祭ですね。もう準備は大丈夫ですか?
今年は、夏休み中の学校説明会に来てくれた中3生に特別な招待チケットを配付します。桶川西高校への入学を希望する大切な皆さんの後輩です。在校生である皆さんが、力を合わせて、仲良く、楽しそうにしている姿を見に来てくれます。これから、準備でバタバタするでしょうけど、クラスメート同士で、喧嘩などせず、素晴らしい企画を作り上げてください。よろしくお願いします。
さらに、近くの川田谷小学校の子どもたちにも、招待チケットを配付します。皆さんは「優しいお兄さん、お姉さん」でお願いしますね。PTAの役員さんを中心に、皆さんの勾玉祭を盛り上げようと、例年以上の準備をしてくれています。今週の土曜日には20人以上の役員さんたちが、清掃など色々な準備に来てくれます。そういったありがたい「バックアップ」があることを、忘れないでください。
始業式のお話は、皆さんに「頼みますね」として締めくくりたかったのですが、どうしても、考えてもらわなくてはならないことがあります。聞きにくいことですが、自分事として考えてもらいたいと思います。
(中略…。内容については校内生徒に対してのみ連絡)
私も、先生方も、そして皆さんも「桶西」という看板を背負っています。そのことをしっかり自覚してもらいたいと思います。桶西がキャッチフレーズとして掲げている「ハートフル桶西」が、ただ掲げているだけものではないことを、証明してもらいたいと思います。これまで、何度も校長として皆さんにお話をさせてもらいました。今回もまた、お願いをします。桶川西高校に通うすべての生徒が、当たり前に、学校に通うことができるよう、相手の気持ちを理解に、温かい言葉で溢れる学校になるために、一人一人が努力をして、誰にとってもよい2学期にしてください。
県立桶川西高等学校長 長谷川 彰則