2025年4月の記事一覧
【科学部】サクラソウの育苗を開始!
3名の新1年生を迎え11人となった科学部は、本日、校内のソメイヨシノの桜の花びらが舞い散る中、サクラソウの育苗を開始しました。
育苗は埼玉県生態系保護協会のサクラソウ移植活動事業に参加して行います。
本日は、日本生態系協会の田邊様、埼玉県生態系保護協会の佐々木様、NPOエンハンスネイチャー荒川・江川の小川様にご来校いただき、科学部員に育苗方法をレクチャーしていただきました。
サクラソウとは、埼玉県の県花でもあり15㎝ほどの草花で白やピンクの花を咲かせる多年草です。
ニホンサクラソウは、埼玉県内にはかつて荒川流域を中心に20カ所以上の自生地が存在していました。しかし、開発が進み、現在は3カ所のみとなり、さいたま市桜区の田島ヶ原サクラソウ自生地は国の特別天然記念物に指定されています。
桶西水族館とそれを運営する科学部は、生態系保護や環境保全をテーマの一つとして外来生物問題を発信する活動をしてきました。サクラソウの保護活動を通して、湿地帯といった環境保全の発信がさらに強化できたらと思っています。
本日、サクラソウの種を蒔いて、発芽し本葉をつけ、花を咲かせるのは早くて1年後です。
貴重なサクラソウを科学部で大切に育てていきたいと思います。サクラソウの生育についても随時発信していきます。